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2011年4月11日 (月)

【保存車両探訪】小金井公園 C57 186、スハフ32 2146

新年度となりました。

先の震災の影響で大学の開始が遅れているため、やることがない管理人でありますが、地道にこちらの更新も行っていこうと思います。

さて、新年度最初の記事は、久しぶりの「受験期」タグを使用する記事となります。

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木々の合間に佇むSL+旧客の好編成。

緑が生い茂る玉川上水沿いを走っていると、急に広大な森が眼前に広がります。

小金井公園。東京都の西部に位置する、都立公園です。その面積は約7900万㎡に及び、都立公園としては最大規模となっています。

そんな広大な敷地を持つ小金井公園の木々の中に、見え隠れする黒い車体。柵に囲まれた中、「SL展示場」と書かれた看板のその奥に、堂々と、でも可愛らしい編成で保存されている車両達がいます。

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C57 186を先頭にする小編成。

木々の中に突如現れる美しく黒光りする巨体。“貴婦人”の愛称で親しまれている、C57型と、小窓がずらりと並ぶ姿が特徴的なスハフ32型の2両が、保存されています。

C58 186は、1937年より製造が開始されたC57形式のかなり後期に製造された車両になります。製造年は、大戦直後の1946年、三菱重工業製です。

1946年11月に山形機関区に新製配置され、運用を開始。その後新津、人吉、宮崎、旭川と日本全国を回り、1975年に廃車となりました。

廃車後、遥々小金井公園へ搬入され、現在まで保存されています。

そんなC57 186の後ろには、こんな車両が一緒に保存されています。

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ずらりと小窓が並ぶ姿が壮観なスハフ32 2146。

後ろに連結されている車両は、スハフ32 2146です。

スハフ32形は、1932年から製造が開始された鉄道省スハフ344000形をルーツに持つ車両です。
スハフ34400形は、1932年から311両が製造された車両です。先に製造されたスハフ34200形の後継形式として製造が開始された三等座席緩急車で、二重屋根を採用していました。なお、スハフ34400形は丸屋根を採用しています。
1941年の車両称号改正により、スハフ34200形と共にスハフ32形となり、現在でもスハフ32 2357がJR東日本でイベント用に動態保存されています。

スハフ32 2146は、1935年に梅鉢鐵工所で製造された車両です。詳しい来歴は割愛させて頂きますが、晩年は中央本線の客車列車に使用され、登山客などを乗せていたそうです。
最終配置は、東京西鉄道管理局飯田町客車区(西イイ)。同区は、現在の中央線飯田橋駅付近にあった飯田町駅の横に併設されていた客車区で、中央本線の夜行列車などを担当していました。
スハフ32 2146は1974年に廃車となり、その後上のC57 186と共に小金井公園に保存されました。

両車共に荒廃していた時期もありましたが、2006年に整備され、現在はご覧のようにピカピカな状態で保存されています。

今の時期は、周りの花々が綺麗に色付き、華やかな中鎮座する両車の姿を見ることが出来るそうです。うららかな春の一日、ゆっくりと第二の車生を楽しむ車両達に会いに行ってみるのはいかがでしょうか。


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