« 改正で消滅・・・特急「北近畿」、「文殊」 | トップページ | 山間を行く不思議な車両達 福知山区の113・115系 »

2011年3月21日 (月)

珍車ばかりの特急街道 嵯峨野線の優等列車を撮る!

前記事に続き、関西遠征の記事です。

改正で運用が大幅に減った、福知山区の183系。ですが、改正前は前記事で紹介した福知山線系統、そして今回紹介する山陰線(嵯峨野線)系統を走る特急のほぼ全列車に使用されており、そのバリエーションは多岐にわたるものでした。

今回は、前記事で紹介出来なかった、福知山区で活躍する183系について、詳しくご紹介したいと思います。

Img_0098_3

舞鶴線を快走する、特急「まいづる」に使われていたC編成。

2日目は、「北近畿」を撮影した後、すぐに京都へ。ここから嵯峨野線に乗り込み、向かったのは撮影地として知られる二条です。

ここでは、上りの特急「たんば」6号・「まいづる」6号を撮影すべく、多くの同業の方と共に待機しました。

Aimg_9993

3連のC36編成を先頭に入線してくる特急「たんば」6号・「まいづる」6号(二条)。

福知山区の183系には、前記事でも少し触れた通り、3種類の編成が存在していました。

A編成は、「きのさき色」を纏った4連。A41~47の7本が在籍し、福知山区の183系が使われていた特急全てに運用されていました。
A編成の特徴は、C編成と併結するため、京都寄りの全て先頭車が貫通型のクハ481-200をルーツとする、クハ183-700を連結していると言うことです。改造車とは言え、485系グループの中では最後まで貫通扉を使っていた車両となります。
因みに、C43編成の京都寄りのみ、600番台となっています。これは、改造種車がクハ489-605であるために違う番台に振り分けられたもので、基本的なものはクハ183-700と同じです。

画像の後ろ4両は、A41編成。クロ183-2701を含むA編成の一番編成です。この編成も含め、A編成は運用を終了しました。※画像前寄りのC編成については、後述します。

Aimg_9996

今改正で廃止となった、「たんば」の表示。

さて、「たんば」6号・「まいづる」6号は、二条駅に停車します。なので、停車時間を利用して、色々とスナップ。これは、その中の1枚です。

今改正では、前記事で記述した「北近畿」、「文殊」の他にもう一つ、京都から福知山を結んでいた「たんば」も、「きささき」に統合され廃止となりました。同じ区間を走るながらも行き先別に列車名を分けていた例は他にありませんので、妥当な改編と言えるかもしれません。

さて、この後は福知山へ移動し、前記事の通り夜鉄へ。

Img_0029

「たんば」7号で到着した、A42編成(福知山)。

青がイメージカラーであった、特急「たんば」。この姿も、もう見ることは出来ません。。。

さて、日付は変わって最終日、7日。この日は、朝から綾部へ向かい、ここで一旦下車しました。ここでは、前日に撮影することが出来なかった、特急「まいづる」の単独運転を狙いました。

綾部を出て少しした所に丁度良いポイントを発見したので、ここでしばし待機。。。

Img_0083

珍車クモハ183-200を先頭に舞鶴線を行く特急「まいづる」4号(綾部~淵垣間)。

「まいづる」は、京都から綾部まで行き、綾部から舞鶴線に入り、東舞鶴までを結ぶ特急です。

京都~綾部間は、A編成を使用していた他の特急(「きのさき」、「たんば」など)と併結し、運転されていました。そんな「まいづる」で活躍していたのが、C編成です。

3連のC編成は、福知山区の183系では最短の編成です。A31~A36の6本が在籍し、「まいづる」の他は、A編成と組み「北近畿」で運用されていました。また、多客期の増結運用にも回るなど、柔軟に運用を行っていました。
C編成の特徴は、なんと言っても、A編成と併結するために全編成の福知山寄りに連結されているクモハ183-200でしょう。

クモハ183-200は、1991年…まだ485系の時代に、「スーパー雷鳥」の七尾線乗り入れのために改造された、クモハ485-200をルーツにする車両です。
全車がモハ485から改造され、モハ484とユニットを組み、3連で活躍しました。その後、「しらさぎ」等で活躍した後、2003年~2004年に掛けて福知山区で編入工事を施工され、183系の仲間入り。その特徴を生かし、「まいづる」の全列車を担当してきました。

さて、画像のC33編成は、福知山寄りにはクモハ183-203が連結されていますが、実は京都寄りに連結されている先頭車も、貴重なものになっています。そしてそれは…私が、この遠征で最も記録したいと思っていた車両でした。

特急「まいづる」4号は、綾部でA編成使用の特急「きのさき」2号と連結し、進行方向を変えて京都へ向かいます。つまり、綾部からはその撮りたかった車両が、先頭に立つと言う訳でして。

と言うことで、高まる鼓動を抑えつつ、山陰線上りが取れる撮影地へ移動しました。そして・・・。

Img_0092

クハ183-851を先頭に走る、特急「きのさき」2号・「まいづる」4号(綾部~山家間)。

撮りたかった車両、それは、簡易貫通扉を設置しているクハ183-801/851のどちらかでした。

クハ183-801/851は、共に485系時代の1985年に特急「くろしお」の増発用として、サハ481を先頭化改造して登場したクハ480形をルーツとする車両です。分割併合を頻繁に行うために貫通扉付きとされましたが、扉一枚だけの簡素な造りになっているのが特徴です。

その後、特急「北近畿」用に2両がクハ481-800、1両がクハ481-850へと改造され、次いで183系化の際にクハ481-802とクハ481-851がそれぞれクハ183-801、クハ183-851へと改造されました。なお、残ったクハ481-801は金沢区を経て京都区へ転属し、特急「雷鳥」用のA02編成に組み込まれていましたが、残念ながら昨年6月末に廃車回送が行われたそうです。

800番台と850番台の違いは、MGの容量の違いです。800番台は210kwであることに対して、850番台は160kwのものを搭載しています。そのために番台が分けられたそうで、特に外見的な違いはありません。

運用も調べずに行ったので撮影できるか不安だったのですが、なんとか無事撮影することが出来ました。本当に、運が良かったと言うほかありません。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

今回は、短い滞在時間ながら、多くの成果を上げることが出来ました。色々な表情を持つ183系福知山車は、面白く、魅力的で、なんでもっと早くその魅力に気付かなかったのかと非常に悔やまれます。。。

ダイヤ改正でA・C編成は運用を離脱してしまいましたが、引き続きB編成は運用に入っています。また、改正からは新たに381系も「こうのとり」での運用を始めました。

これからも、まだまだ目を離すことが出来ない山陰線、福知山線の特急列車。近い内に、ぜひもう一度訪れてみたいところです。

♯記事は、ローカル運用で活躍する車両へと続きます。


« 改正で消滅・・・特急「北近畿」、「文殊」 | トップページ | 山間を行く不思議な車両達 福知山区の113・115系 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/32600/39274424

この記事へのトラックバック一覧です: 珍車ばかりの特急街道 嵯峨野線の優等列車を撮る!:

« 改正で消滅・・・特急「北近畿」、「文殊」 | トップページ | 山間を行く不思議な車両達 福知山区の113・115系 »