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2011年3月 2日 (水)

【保存車両探訪】ららぽーと新三郷 オシ25 901、オハフ25 901

8月の間はかなり多くの保存車両を訪れたため、「保存車両探訪」シリーズばかりお伝えすることになりますが、どうぞお付き合い頂けると幸いです。

第5回となる本日は、前記事と同じ昨年8月16日に訪れたちょっと新しめの保存車両、埼玉県三郷市の「ららぽーと新三郷」に保存されている、超豪華客車“夢空間”、オシ25 901とオハフ25 901をご紹介します。

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日が落ちる中、浮き上がる「夢空間」。

JR武蔵野線、新三郷駅前に2009年に開業した大型複合商業施設「ららぽーと新三郷」。多くの店舗が入り賑やかな同施設の一角に、東北本線等で活躍した超豪華客車“夢空間”の車両達が置かれています。

同施設に展示されているのは、“夢空間”の3両の内、オシ25 901「ダイニングカー」、及びオハフ25 901「ラウンジカー」の2両で、オロネ25 901「デラックススリーパー」は現在も尾久車両センター内に留置されています。

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赤い塗装が印象的なオハフ25 901「ラウンジカー」。

新三郷駅の改札を出て、「ららぽーと新三郷」側の出口を出ると、まず最初に目に飛び込んでくるのが、巨大な施設の全貌と、オハフ25 901の目立つ赤い車体。同車は、施設の中でも一番駅寄りに設置され、一つの目印としての役目も果たしている様です。

“夢空間”は、1989年、次世代の寝台列車の方向性を検討するために、JR東日本が製造した車両です。走行装置などは24系25形と同じ内容とし、混結可能としました。

製造と内装は、1両毎に異なるメーカー・百貨店が担当し、オシ25 901「ダイニングカー」は東急車輌製造と東急百貨店が、オハフ25 901「ラウンジカー」は富士重工業と松屋が、そしてオロネ25 901「デラックススリーパー」は日本車輌製造と高島屋が手掛けました。

登場後、同年中に開催された「横浜博覧会」のJR東のブース「夢空間'89」にて初めて一般公開が行われ、その後幕張海浜駅前での一般公開を経て、団体専用列車や多客臨時列車を中心に運用を開始。主に寝台特急「北斗星」に連結され、「北斗星トマムスキー」等の臨時列車で活躍しました。

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気品溢れる「ラウンジカー」の外観。

さて、保存されている2両の内、オハフ25 901はその内装を活かして休憩スペースとなっており、11時~18時までは車内が解放され、その豪華な内装を気軽に楽しめる様になっています。私も利用してみましたが、やはり快適に過ごすことができました。願わくは、これを実際に走る列車で楽しんでみたかった所ですが、叶わぬ夢ですね。。。

かたやオシ25 901はと言うと、建物を突っ切った反対側、駐車場の横にて保存されています。

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暮れなずむ夕日に染まり、妖しく色を変化させるオシ25 901。

「ダイニングカー」として製造されたオシ25 901は、その内装を活かしてレストランに…と言いたいところなのですが、残念ながら普段は全く活用されていないのが現状。

この日は、「新三郷鉄道フェア」と言うイベントが行われており、同車も「夢空間カフェ」として営業していました。そのため、テールライトやトレインマークもしっかり点灯しており、夕暮れに煌々と光る灯は、あまりにも幻想的なものでした。

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美しくライトアップされた車体。

このカフェは夜まで営業を行っていたので、日が暮れるのを待ち、バルブ撮影を行ってみました。

昼間とはまた違う表情を見せるオシ25 901。これぞ、「豪華寝台特急」の最たる姿、と言ったところでしょうか。まるで、現役の頃を見ているよう…いや、これはこれで、また別の形で「“現役”を保っている」、と言えるかもしれませんね。

2008年3月、惜しまれつつも引退した、“夢空間”。ですが、同車は今も多くの人々に、夢を与え続けています。


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